自分は何がしたいのか


 卒論の草案を考えています、水曜日に向けて。草案というか骨格ですかな。そのなかで自分は何がしたいのかという問題に、またも行く手を阻まれます。就職活動と同じく。まぁ、実験研究じゃなきゃ卒業できないよって言われたらパーなんだけど心理学史のほうがやりたいんですよね。自分としては。


 藤田省三の異端論断章。未完なのが惜しい。中心骨格、背骨をこの子にして、具材をオールポートやエリクソン、展開を葛西俊治の論文、時間経過とクーンのパラダイム論で。現代心理学はどこから来てどこへ向かうんでしょう。ゆくゆくは脳科学臨床医学に席巻される気がしてならない。そうならないためにも過去に埋まっているものを発掘する作業を地道にやっていこうかと。


 これからの課題は、自然の斉一性や統計学的手法の限界、クーンのパラダイム論をさっさと読まなければいけない。あと一般意味論についてもか。心理学は甚だ境界の曖昧な学問で困ります。解釈学のディルタイも読み直さなきゃ。うわぁ、やることテンコ盛り。