お受験が経済的成功を単一の価値基準にした

 自分、お受験のときに資金繰りに困らされ、要所要所で悔しい思いをけっこう、というかかなりしたので、多分それが原因で高校在学のときに「経済的成功のみが人生の価値基準」になってしまったんだと思う。という回想。だからなんだ、と言われればそれまでなんだけど。
 なんでこんな話を突然し始めたのかと言うと、年末だし本棚の整理をするぞー!って意気込んで大掃除的なノリでお片付けをしていたら、お金に関する本が奥の方からわんさか出てきて、さらにビジネスマンなんかが読む自己啓発本みたいなやつも大量に発見されたのである。笑
 こんなものを高校生のときから読み漁っていたとは、今じゃ全然読まないのにネ


 で、その、最近の読書傾向とかけ離れた「本の山」に少し考えさせられたわけです
 というのが本日のタイトルの説明。

 ただその本の山の中には今と違って「なんちゃら経済学」「〜経済的入門」とか「会計うんたら」みたいな本は一切なくて、その辺の認識の甘さが高校生独特というか、漠然とした信念みたいな感じで面白かった。だから自分はいま経済学部、経営学部にいないわけなんですね、わかります。


 それと思い出したのは。
 就活直前、経済的成功だけが人生の単一の価値基準であったO君は、就職戦線で残念な結果に落ち着いたようだし、彼は今どうなったんだろうと思う。何を思い、何を考えているのだろうと。挫折したのかな。O君は金だけあれば人生バラ色、と言えちゃう輩で、それを皆の前で公言するようなことをやってたから、その時に「心が離れる」というのを文字通り経験した。

 でもつまりそれは、自分の中の人生の価値基準が金だけじゃなくなってたってことで、この大学四年間に何があってそれだけじゃなくなったんだろうって、振り返る時が来たってことなんでしょうね。[[]]