THE21 七月号 売れ続ける営業とは!?

 珍しく雑誌についてでも書こうかと。
 節約ムードでも、苦手なお客でも、売れ続ける「営業術」
 これが「THE21 2011年7月号」の特集です。

1、特集記事、ナナメ読み。
 書いてあることが、よく言われることの焼き直しの面も一部。
 ケーススタディとしても、消費者相手の営業の事例が多かったので、自分にぴったり!というわけではないかも。
 ただし、コンビニバイトを経て、新社会人ほやほやの自分にとっては牛角の店長の記事や、たまに買い物で足運ぶ靴のABCマートの記事なんかで考えさせられるところもあったり……。バイトの時の店長は、もうひと頑張り、足りなかったのかな??なんて振り返ってしまいます。笑
 また、インタビュー記事中心のため、「業績が伸びた」ことと「何をやったか」は書いてあっても、「本当にその行為が業績アップにつながったのか?」という疑問がわき立ちます。編集者の評価とかはない感じです。

 
2、注目した、面白かったのは? サイバーエージェントの社員さんの記事。
「お客様と自社スタッフの情報のハブになる」
 ん!?なんだそりゃ!ってかんじですけど、クライアントの営業窓口だけじゃなくて、商品開発から店舗スタッフの人達と、自社のエンジニアやデザイナーや他の営業マンなどのハブ(結節点)になる、ということだそうな。
 自分としてはこの人の記事が一番面白かったかなぁ。


3、特集記事には、他にどんなことが書いてある? テレアポ、訪問、交渉。事前準備にあたって、具体的なシチュエーションごとに「お客様に愛される営業の、ワンランクUP習慣」と言うのが載っていたり。あと特集記事関係ないけど、巻末の方にAKB前田敦子さんのインタビューが載ってたり。そんな感じ。


4、ぶっちゃけ買う必要ある?
 新卒で、これから本格的に営業する人は買ってみてもいいんじゃない?
 新卒の人はまぁナナメ読み程度でも目を通しておけば参考になるところがあるだろうし、現状じゃあまり営業経験のストックがないのだから、既有知識として頭に突っ込んでおいても損はないかと。一方で、ベテラン営業マンや、営業経験長い人にとってはわからんね。それと、基本的に「消費者」相手の営業事例が多いので、そこは注意点。ルート営業とか、自分のスタイルと擦り合わせて買いたいところです。
 参考になるか―!!!と発狂しても後の祭り。
 

5、その他で、面白かったのは?
 p.65「働く30代女子の憂鬱」とp.96モリタクの「格差に負けない!地頭力の鍛え方」
 こんなところでしょうか。
 前者は30代女子に限らず、精神衛生上悪い、肩肘張った生き方を見直すきっかけになるかもしれない記事。「誰かの全てをモデルにするのではなく、…中略…少しずつ真似すればいい」と語る。自分に合った「スタイル」の発見目指して、れっつ、自分磨き……こういうスタンスが大事なのかな??
 後者は森永卓郎の連載コラムなんだけど、挿絵が可愛い。

 じゃなくて。
 「思いつきで、法を無視して原発停止や、メガバンに債権放棄を迫っちゃう管総理に政権を担う資格はないよ」って話です。もしそういうことしたいなら、資本主義のルールにのっとって、株主になってから口出すのが筋だよね、なんてことが書いてあります。
 いやぁ、勉強になります。