Tokyo Girl's Life

 最近メディアワークス文庫が冴えないなぁ、なんて勝手にタカをくくっていたら、偶然本屋でビビっ!!とくるのを見つけたのでちょっと紹介。

 これまた、私の好きな系で、女の子3人がくるくる日常を繰り広げるタイプの本です。基本的に三人とも社会人なので、人間的距離感が絶妙にとれてて、中高生、大学生の距離感とは違う距離ってのが描写されてて、そこが面白いのです。読み始めてから少したって、そういえばこういう系の昔読んだことあるなぁって思い返したら、柴田よしきの「ワーキング
ガール・ウォーズ」を本棚で見つけました。でもこっちはもうちょっと年齢層高めかな。
 Tokyo Girl's Lifeは20代の女性視点で描かれていて、3人ともタイプが異なるので、誰かしらに興味は持てるのじゃないでしょうか。ガツガツ仕事を頑張るひたむきな遥希、恋愛に命かけてる打算的な舞衣、そんな二人をちょっと遅れたところから追いつこうとする佳奈子。
 みんなお酒が飲める年齢なので、アルコールが入って死屍累々になるありさまとか、各人のプライベートなども入り混じって、またデートのシーンでは会話が若干リアルじゃないところもあるけど、ぎゃくにまたそれが若気の至り的な良さを出しています。
 全体を通して、「社会人の人間関係」が、まぁそれなりにリアリティ高く描かれていたと思うので、興味ある方は是非。