十角館感想


 今日は雨で寒かったなぁ
 昨日みたいだと過ごしやすいのだけれど。
 季節の変わり目。
 風邪ひかないように気をつけましょうネ。

十角館の殺人 (講談社文庫)
↑注意)amazonに飛びますよ。


 綾辻行人:十角館感想(ネタばれあり)
 

 以下はネタばれありなので注意です。未読の方は見てはいけマセン。
 核心についての記述があります……何だかこの警告文、wikiみたい……。


 まず自分にガッカリだったのが(笑)、なんと叙述トリックに嵌って「いない」ことに、気がつかず読み進め、推理していたということ。……なので最後の衝撃度が少なかった。泣 というのも、守須をモーリスだと思わせるところにひとつの意味があったのだけれども、ミステリー初心者、ずぶの素人だったので、そこに引っかからず(モーリス・ルブランという存在を知らなかったのが原因)、あっさり同一人物が紛れ込んでいること(体一つに名前二つ)を想定していた、という……。そういう意味で、衝撃でした泣。


 ただ、ポウとヴァンのどっちが犯人かの絞り込みが、ポウが死ぬまでできなかったので、その辺は楽しめた。左手を切り落とす見立ても、後から思えば伏線があったのに、全く気付かず、最後は感動。なーるほどー。今回は、素人なりに伏線回収の大事さというか、いかに伏線を拾い集めるか、の大切さを学びました。


 それと、推理とは言えない方法(十戒で切る)で核心に迫ろうとしたのが、初手として今回はうまくいったけれども、叙述トリックに嵌っていたら、完全に煙に巻かれていたことと思います。でもでも、綾辻、面白かったわー。大満足の昨日今日でした。……次はアガサ・クリスティの「書斎の死体」を読むつもりでいます。オリエント急行は読み終わったけど……。